いまよりずっとこどものころ
たしかにかれらはそこにいたのに

それが、しつがい機のくどう音だと
とおくの家の灯りだと 風の起こす振動だと
気づいた瞬間消えてしまった
たちまち彼らは居なくなった

だけど

理由付けが上手くなり
聞き間違いが下手になり
僕らが変わってしまっても
世界は何も変わっていない

ほら

かれらはいる
いつでもきみのそばにいる
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